『病気と仲良くなった日』
2020年 08月05日 Health
入院したときにできた夢がある
それは、「わたしの経験が、少しでも
わたしも、たくさんの病気の先輩たちに、 生きる希望や強さを与えられたから、自分も誰かにとって同じような立場に立てたとき、 病気になった価値があるなぁって、ずっと思って過ごしていた
きっと、わたしにはそれができるから、 だからこの病気はわたしを選んでくれたんだ、と、ふと思えたり
そ んな使命を感じられたからこそ、なんとか強くいることができた
そ
「ここまできたからには、いろんな感情を味わってやる」と、「 身体の痛みも、心の痛みも、どんどんどうぞ」と、 そんな覚悟すら定められた。
それは「誰かの痛みが分かり、 誰かに寄り添えるような人間になれるのなら、 この痛みほど価値のあるものはない」と、そう思えたから
それは「誰かの痛みが分かり、
今でも、入院中のわたしのSNSをみて、 いま病気と闘ってらっしゃる方や、 つい最近病気と診断されたという方々から、 メッセージをいただくことがある
そのたびに、入院してたときの、 苦いんだけど、でもずっと忘れたくないと思えるような、 特別な感情を思い出す。
それで胸が締め付けられたり、 涙が溢れることもあるし、何がわたしにできるんだろう?と、 考える
そのたびに、入院してたときの、
それで胸が締め付けられたり、
結局、そばで寄り添えるわけでもないし、わたしにできることは、 わたしを励ましてくれた病気の先輩たちのように、 この経験談をシェアさせていただく他ないそう辿り着き、 ここに記録しようと決めた
そしてなにより、自分自身が、 この経験やそこから得たかけがえのない気持ちを忘れないために
そしてなにより、自分自身が、
題名が「病気と仲良くなった日」なのは、よく「闘病」って、「 病気と闘う」と書くけど、今でも忘れない、この病気と「闘う」 という認識が、わたしの中から、完全に消え去った瞬間があった
たしかに、 失ったものや襲いかかった不安や痛みは計り知れなかった
だけどそ れ以上に、病気になったからこそ得られたことのほうが、 ずっとずっと大きかった
そんなことに気づきはじめると、 「 なくしたものより、得られたものを大事にしよう」という、 前向きな心が生まれてきたのだ
それは、 この病気を敵対視して勝とうとするのではなく、
「全部受け入れ、 愛そう」という揺るぎない決意に変わっていった
だけどそ
そんなことに気づきはじめると、 「
それは、
「全部受け入れ、
病気になった今のこの自分こそが、たった1人の、 かけがえない自分。
愛すべき、尊ぶべき、大事にすべき、 わたしじゃんって
だったら、そんな自分を、責めることなく、 全てを受け入れ、「これからはわたしは、この病気と一緒に、 仲良くやっていこう」と、慈しむことすらできたのだ
愛すべき、尊ぶべき、大事にすべき、
だったら、そんな自分を、責めることなく、
その夜は、辛さよりもそんなふうに思えた喜びで、 ただひたすら泣いた。
たぶん、 泣いた数や流した涙の量は尋常ではなかったけど、でも、 間違いなく、その分強くなれたし、少しは優しくもなれた。
それも全部、この子のおかげじゃんって、だったら、 それすらも愛する意外ないよなって
たぶん、
そうやって、この病気と仲良くなれたからこそ、 病気はわたしを苦しめるよりも、光るものをたくさんくれた
今では 、わたしを選んでくれてありがとうと、綺麗事ではなく、 心の底からそう思える
今では
いま、あの時のわたしのように、暗い部屋に1人夜も眠れず、 不安に怯えながら涙を流している人がいるならば、、、
そんな誰かの、たったひとりでも、希望の光として、 届きますように
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